2023年も日本の音楽界は様々な話題曲で賑わいましたよね。 YOASOBIの『アイドル』は2023年を代表する楽曲ですし、Adoの『唱』やBE:FIRSTの『Boom Boom Back』なども話題となりました。 そんな中、年末の音楽番組や紅白歌合戦への出場で大きな話題となっているのが、「Mrs. GREEN APPLE(通称ミセス)」です。 その人気はすでにYOASOBやAdo、ヒゲダンらに匹敵するほどです。 この記事では、そんな「Mrs. GREEN APPLEが日本のミュージックシーンのトップに辿り着いた理由」について解説していきたいと思います。
Mrs. GREEN APPLEのヒット曲
Mrs. GREEN APPLEは2013年に結成したロックバンドで、これまでも大きな人気を獲得してきましたが、いくつかの大ヒット曲によっていよいよ日本のミュージックシーンのトップへと辿り着きました。 2023年は「最も人気を集めたアーティストランキング(ビルボードジャパン)」でYOASOBIに次ぐ2位となるなど、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いとなっています。 以下はミセスの代表曲となります。 ・『青と夏』2018年8月1日 ・『点描の唄』2018年8月1日 ・『インフェルノ』2019年7月18日 ・『ケセラセラ』2023年4月25日 ・『ダンスホール』2022年7月8日 これらの代表曲の他にも、Adoのウタ名義の楽曲『私は最強』(2022年6月22日発売)を提供するなど、ここ数年で目覚ましい活躍を続けています。 多くの楽曲でストリーミング再生回数が2億回以上となっています。 さらに、『インフェルノ』のMVはYouTube再生回数が2.5億回に達し、『青と夏』も1.4億回、『ダンスホール』も8000万回を超えています。 2020年にはベストアルバム『5』のリリースと併せて「フェーズ1」を完結させましたが、ボーカルの大森元貴のソロ活動を経て2022年3月より「フェーズ2」を開幕させます。 ここ数年はバンドといえば「Official髭男dism(通称ヒゲダン)」でしたが、彼らに匹敵する活躍を見せているといえるでしょう。
「Mrs. GREEN APPLEが日本のミュージックシーンのトップに辿り着いた理由」
ミセスが活動10年目にして日本を代表するバンドに辿り着いたのは、以下のようなことが理由といえます。
①ボーカル大森元貴の才能
中学生のころからプロのアーティストを目指し作詞作曲の勉強を死に物狂いで進めていた大森元貴は、ヒゲダンの藤原聡と並ぶほどの歌声の魅力と作詞作曲能力を持つアーティストであるといえるでしょう。 ミセスの全楽曲における作詞作曲、編曲を担当していて、その楽曲を完成させるスピードも異次元(早い時は3時間程度)となっています。 ギターだけでなく、ドラムやベースもこなせるため、メロディーと歌詞を同時に生み出しながら自身で各楽器を弾き曲を完成させていきます。 特にサビのキャッチャーさを作る能力は日本のアーティストの中でもトップクラスの才能であるといえます。 CMや映画、アニソン、TikTokなどに完璧にハマるメロディーを作れることもトップアーティストに辿り着けた大きな要因でしょう。 また、作詞能力も高く、哲学的な歌詞に惹かれるファンも多くいます。 「回り道でも 私が歩けば正解(私は最強)」 「メンタルも成長痛を起こすでしょう(ダンスホール)」 このように、ちょっと工夫を利かせた歌詞も得意としています。 歌声に関しては、地声とミックスボイス、裏声の切り替えが非常になめらかで、歌唱力自体も非常に高いです。 特に高音のキーはカラオケでは歌えないほど高く、それでいてキンキンしない聴き心地の良い歌声となっています。
②ロックバンドとは思えぬほどオシャレ
日本のミュージックシーンで「ロックバンド」というと、「カッコ良さ」が最も重要であるイメージがあります。 しかし、ミセスの場合はカッコ良さではなく、「オシャレさ」が前面に出ています。 メンバー全員に清潔感があり、ポップな明るい見た目になるような衣装やメイクをしているのです。 MVもフレッシュさとオシャレさのあるものが多く、楽曲だけでなくMVも1つの作品としえて楽しめるように力を入れています。
③積極的なメディア露出
ロックバンドというと、楽曲重視となりあまり積極的にメディアに露出しない傾向にありますが、ここ数年のミセスは積極的にメディアにも出演しています。 ついには2023年のNHK紅白歌合戦に出演することになり、今後さらにファンを増やしていくことでしょう。 レコード大賞の優秀作品賞にも『ケセラセラ』が飲みノートされていて、大賞に輝けば名実ともに国民的ロックバンドであることを照明できるはずです。
まとめ
今回は、「Mrs. GREEN APPLEが日本のミュージックシーンのトップに辿り着いた理由」について解説してきました。 10代、20代から絶大な人気を誇るミセスですが、その楽曲のクオリティやボーカルのレベルも非常に高いため、今後さらにその人気は高まっていくことでしょう。 まだあまりミセスの楽曲を聴いたことがないという人は、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか?
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