シーズン終盤に怪我で戦列を離れながらもア・リーグ本塁打王とMVPを獲得した大谷翔平ですが、3年連続沢村栄治賞受賞、投手4冠達成を果たした山本由伸と共にドジャーズへ移籍することが決定しています。 日本が誇るトップの2人が同じチームで戦うということで、新シーズンはドジャースの注目度がケタ違いに高くなりそうですよね。 強豪球団として知られているドジャースですが、実際にどのような特徴がある球団で、どのような選手が所属しているか知らないという人も多いはずです。 そこでこの記事では、そんな「大谷翔平と山本由伸が加わったドジャースの強さとワールドシリーズ制覇の可能性」について解説していきたいと思います。
ドジャースは2020年にワールドシリーズ制覇を成し遂げている超強豪球団
日本人からすると、ドジャースというと野茂英雄や石井一久、黒田博樹、前田健太、ダルビッシュ有、斎藤隆など日本人選手馴染みの深い球団というイメージがありますよね。 そんなドジャースに大谷翔平と山本由伸が加わったことで、メジャーリーグで最も日本人に愛される球団となったのは間違いないといえるでしょう。 ドジャースはメジャーリーグの中でも屈指の強豪として知られています。 11年連続でポストシーズン進出していますし、2020年にはワールドシリーズを制覇しています。 何度もワールドシリーズに進出している超強豪なわけですが、経営陣はまだこの状態をMAXとは考えていないようです。 その強さを追い求める姿勢に大谷翔平は心打たれ入団を決意したともいわれています。 2023シーズンでは、ナ・リーグ西地区1位となったものの、プレーオフでダイヤモンドバックスに3連敗を喫し敗退しています。 チームの戦力値として参考になる2023年の攻守の成績は以下の通りです。 ・打率 .257（メジャー7位） ・得点数 906点（メジャー2位） ・安打数 1422本（メジャー8位） ・本塁打 249本（メジャー2位） ・打点 877点（メジャー2位） ・盗塁 105本（メジャー19位） ・長打率 .455（メジャー2位） ・防御率 4.06（メジャー13位） ・失点 699点（メジャー11位） ・奪三振 1388本（メジャー17位） このように、打撃に関してはメジャー30球団の中でもトップ3に入る破壊力を持っています。 中でもムーキー・ベッツやフレディ・フリーマンの2人は、走攻守がハイレベルに揃った超一流選手として知られています。 フリーマンは打率.331でありながらも29本の本塁打を放っていて、打点も102点となっています。 盗塁も23本決めているので、投手としては最も厳しい相手の1人だと考えられています。 ベッツは打率.307と安打も量産でき、さらに本塁打も39本放っています。（打点も107点） 盗塁も14本決めていて、機動力も併せ持っています。 投手陣に関しては、メジャーの中ではトップクラスとはいえないため、来シーズンはいかに投手陣を立て直せるのかがワールドシリーズ制覇のポイントとなるでしょう。
大谷の加入で打撃が、山本の加入で投手陣が強化
前述した通り、ドジャースは破壊力抜群の打撃陣とメジャー中位程度の投手陣という戦力ゆえに現時点でもかなりの強豪だといえます。 しかし、来シーズンはここに大谷翔平と山本由伸が加わるのです。 大谷は打率3割程度を打ちながら40本以上の本塁打と100点以上の打点が計算できるわけですから、ドジャースの打撃陣のレベルはさらにUPするのは確実です。 比較的盗塁が少なかったわけですが、二刀流でも年間20本以上の盗塁を決める大谷が加わることで、機動力もUPすること人あります。 ちなみに大谷は、2024シーズンは手術の影響により打撃に専念することになりますが、2025シーズンからは再び二刀流として投手でもプレー可能となるため、さらにドジャースの戦力がUPすることになります。 山本由伸に関しては、メジャーリーグ初挑戦ながら、先発の柱として期待されています。 ボールの違いやピッチクロックなどの違いに慣れるまでは時間が掛かるはずですが、夏以降は慣れて本来の実力を発揮してくれるはずです。 また、レイズからタイラー・グラスノーを獲得していて、山本由伸と並び投手の柱としての働きが期待できます。 肩の手術をしたエースのクレイトン・カーショーはFAで移籍する可能性があるが、山本とグラスノの加入で十分に穴埋めできるでしょう。
まとめ
今回は、「大谷翔平と山本由伸が加わったドジャースの強さとワールドシリーズ制覇の可能性」について解説してきました。 ドジャースはここで挙げた通り、巨大な戦力を有する超強豪球団です。 そこに大谷翔平と山本由伸が加わったことで、ワールドシリーズ優勝の大本命となっています。 アストロズやレンジャーズ、ダイヤモンドバックス、ブレーブスなどの強豪球団も多いですが、十分にワールドシリーズ進出や優勝の可能性があるといえるでしょう。 大谷翔平と山本由伸がどのような活躍を披露してくれるのか、注目しましょう。
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