物語も終盤となり再び大きな話題となっている国民的漫画『ONE PIECE』ですが、109巻を記念して公開されたMVが大反響となっています。
MVは暴君くまとボニーの物語にMr.Childrenの『HERO』が合わさった内容となっていますが、この組み合わせが「神コラボ」と称されているのです。
この記事では、そんな『ONE PIECE』109巻発売記念MVについて解説していきたいと思います。
※一部ネタバレを含みますので、109巻を読んでいない方はご注意ください。
『ONE PIECE』とMr.Childrenが再びタッグを組む
『ONE PIECE』とMr.Childrenといえば、2009年12月に公開された映画『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』でタッグを組んだ過去を持っています。
アニメ10周年の記念作品としてシナリオを依頼された尾田栄一郎先生は、当初あまり乗り気でなかったようですが、「主題歌がミスチルならば頑張る」という条件を出したそうです。
要望通りミスチルが主題歌『fanfare』を制作し、情熱を燃やした尾田先生は結局製作総指揮を務めたのです。
興行収入は48億円となり、当時のシリーズ最高記録を塗り替えたのです。
そんな尾田栄一郎先生とミスチルが15年の時を経て再びタッグを組んだのが、この109巻発売記念MVとなります。
くまとミスチルの『HERO』のケミストリー
これまで元王下七武海のくまは、ルフィたちの敵でありながら味方的な立ち振る舞いをすることがあるなど謎の多いキャラクターでした。
しかし、実際にはボニーの父であり、そのボニーの病を治すために政府の実験台となった心優しき男だったのです。
MVでは、生まれてから10歳になる直前までのボニーとくまの様子が描かれています。
『ONE PIECE』では、兵器として知られるくまですが、政府の実験台になるまでは1人の人間として、そして父として生きていたのです。
愛する一人娘を助けるために犠牲になるその過程が描かれていて、それだけでもくまを好きになるファンは多いかもしれません。
しかし、そんなくまとボニーの物語にミスチルの『HERO』が最高にマッチすることから、多くのファンが心を打たれているのです。
まるで小田先生がミスチルの『HERO』を元にくまというキャラクターを作ったかのようにキャラクターと歌詞が完璧にリンクします。
・でもヒーローになりたい ただ一人 君にとっての
・僕の手を握る少し小さな手 すっと胸の淀みを溶かしていくんだ
・ずっとヒーローになりたい ただ一人 君にとっての ちっとも謎めいてないし 今更秘密はない
このように、くまとボニーの関係性を知っている上でこの曲を聴くことで、感動のケミストリーが起こるのです。
コメント欄は感動したファンの言葉で埋め尽くされています。
・日本一のバンドと日本一の漫画のコラボは最強すぎる
・無性に娘に会いたくなりました…
・電車で見るんじゃ無かった。涙で前が見えねぇ
・ダメだ。。娘がいる父親としては涙なしには見れない。くま、カッコ良すぎる。
・まるでこの物語のために存在したいような曲。20年の時を駆けてHEROとHEROが出会った。
MVは公開1日で120万再生に迫る勢い!
『ONE PIECE』の公式YouTubeチャンネルで7月5日に公開されたこのMVは、わずか1日で120万回に迫るほど大きな話題となっています。
x(旧Twitter)などでも数多くポストがされているため、今後も再生回数は大きく伸びていくことでしょう。
一気に人気キャラクターの仲間入りを果たしたくまとボニー
これまでくまとボニーは上位にランクインするキャラクターではありませんでした。
ゾロやロー、ルフィ、エース、シャンクス、サボ、サンジ、ナミ、チョッパー、ハンコックといった上位キャラクターと比べると、正直なところ人気はワンランクもしくはツーランクほどしただと言えます。
しかし、くまとボニーの過去が明かされ、さらにはこのMVが公開されたことで、一気に2人の人気に火が付く可能性は高いといえます。
ボニーに関しては10人目の仲間になる説もあるため、より人気が高まる可能性があるといえるでしょう。
MVには、「ボニーには絶対幸せになってもらいたい」といったコメントもあり、親心として応援するファンも多くなるはずです。
まとめ
今回は、『ONE PIECE』109巻発売記念MVについて解説してきました。
『ONE PIECE』とミスチルというトップ同士のコラボというだけでも話題性十分ですが、くまとボニーの物語の切なさがミスチルの『HERO』の歌詞に最高にマッチすることから、大きな反響となっています。
今後さらに再生回数は伸びていくはずですが、まだチェックできていない人はぜひ視聴してみましょう。
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