松本人志のいないお笑い界に物足りなさを感じる人が多い理由

芸能

お笑い界の頂点に君臨していたダウンタウンの松本人志が休業に入ってから半年が経過しようとしています。

当然のことながら1人の人気お笑い芸人が休業したところで芸能界の流れが大きく変化することはなく、これまで通り様々な番組が放送されています。

しかし、確実に松本人志が休業してから「テレビが面白く感じられなくなった」と思う人は増えています。

若い世代や女性はそれほど消失感を感じていないケースが多いですが、30代以上の男性に関しては多くの人が消失感を感じ、テレビへの興味が薄れてきているのは間違いありません。

いったいなぜ1人の芸人が休業しているだけであるにもかかわらずテレビへの興味が薄れる人が増えているのでしょうか?

この記事では、そんな「松本人志のいないお笑い界に物足りなさを感じる人が多い理由」について解説していきたいと思います。

松本人志のいないお笑い界に物足りなさを感じる人

それでは、先に結論を述べておきましょう。

30代以上の多くの男性にとって、松本人志というお笑い芸人は「カリスマ」だからです。

近年ではカリスマという言葉も安くなりました。

それほど実力のないユーチューバーが「カリスマ」と名乗ることもありますし、様々な媒体で頻繁に使われるようになりました。

しかし、松本人志をカリスマだと思っている人たちの「カリスマ」は、まさしく人生に大きな影響を与えてくれた「絶大なる好感度」なのです。

松本人志が作り出すお笑いに「心酔している」と表現しても良いかもしれません。

X(旧Twitter)のフォロワー数は2024年6月12日現在962万人で、当然ながらお笑い界で圧倒的1位となっています。

なぜ松本人志をカリスマだと感じる人は非常に多いのでしょうか?

具体的に挙げていきましょう。

①多くの流行り言葉を生み出してきた実績があるから

一発や芸人やユーチューバーなどが一時的に流行り言葉を生み出すことはありますが、その後何十年も使われ続けるような言葉を広めることはほぼありませんよね。(あったとしても1人1語くらいでしょうか)

お笑い界の革命児である松本人志の場合、世の中に定着させた言葉は1つや2つではありません。

・グダグダ
・ブルーになる
・サムい
・へこむ
・事故る
・ドン引き
・食い気味
・逆に
・間
・ハードル
・絡む
・かぶる
・ダメ出し
・ケガする
・ドヤ顔
・空気を読む
・言葉を噛む
・スベる

ざっと挙げただけでもこれだけの広めた言葉があります。

30代以上の男性(特に35歳以上の男性)は、リアルタイムでそうした流行り言葉が自身の周囲にも広まっていくのを体験しているため、その凄さが分かるわけです。

松本人志は日本のを笑い界で活躍していたのではなく、「日本のお笑い界や芸能界を中から大きく変え日本の生活言葉や人々のお笑いの価値観をも変えた芸人」なのです。

②お笑いコンテンツを数多く世に送り出しているから

お笑い芸人として有名になる芸人は、1つ、2つと人気コンテンツを作り出していることが多いです。

ナインティナインであれば、『ぐるぐるナインティナイン』の「ゴチになります」というコンテンツであったり、『めちゃめちゃイケてるッ!』もそうです。

ネプチューンやくりぃむしちゅー、チュートリアルが出演している『しゃべくり007』、有吉弘行の『有吉の壁』など、その時代ごとに複数のキラーコンテンツとなる番組が存在しました。

1つだけでも生み出したり出演しているだけでも芸人としては凄いわけですが、松本人志の場合には発案者及び出演者としていくつものモンスター級のキラーコンテンツを生み出しているのです。

・ダウンタウンのごっつええ感じ
・人志松本のすべらない話
・リンカーン
・IPPONグランプリ
・M-1グランプリ(発案者は元お笑い芸人の島田紳助氏と吉本興業社員、松本人志は審査員として番組を象徴する存在)
・ダウンタウンのガキの使いやあらへんで
・大晦日に放送されていたガキ使の『笑ってはいけないシリーズ』
・水曜日のダウンタウン
・ダウンタウンなう
・HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMP
・人志松本の酒のツマミになる話
・ドキュメンタル(AmazonPrime)

このように、高視聴率を長年取り続けた番組をいくつも作り出しただけでなく、人々のお笑いの価値観を変化させるほど大きな影響を及ぼしたコンテンツも多数生み出しているのです。

そのどれもがそれまでのお笑い界にはない斬新な企画ばかりで、お笑い芸人としての実力だけでなく、プロデューサーとしての能力の高さも示しているのです。

まとめ

今回は、「松本人志のいないお笑い界に物足りなさを感じる人が多い理由」について解説してきました。

お笑い界で最も才能と実力がある松本人志という存在は、30歳以上の男性たちに大きな影響を与え続けてきました。

それゆえに松本人志のいないテレビが物足りなくなる人も多いといえます。

復帰を心待ちにしているファンも大勢いますが、果たして裁判の判決が下り活動再開となるのはいつなのか、今後もその動向に注目です。

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