サッカー日本代表の欧州遠征2連戦をいずれも勝利で終えた日本代表ですが、代表の主力である久保建英と三笘薫に関してはかなり厳しい状況となっています。
なぜならば、チームの主力として「超過密日程」が待ち受けているからです。
特に10月末までの期間は、サッカーとは思えないほどのスケジュールが組まれているのです。
この記事では、そんな「久保建英と三笘薫は過密日程を活躍しながら乗り切ることができるのか?」といった疑問について解説していきたいと思います。
久保建英(レアル・ソシエダ)の今後のスケジュール
それではまず、レアル・ソシエダに所属する久保建英の今後のスケジュールを見ていきましょう。
今季は10シーズンぶりにCL(チャンピオンズリーグ)に参戦するため、かなりの過密スケジュールとなっています。
9月17日 レアル・マドリード戦(ラ・リーガ)
9月20日 インテル戦(CL)
9月24日 ヘタフェ戦(ラ・リーガ)
9月27日 バレンシア戦(ラ・リーガ)
9月30日 アスレティック・ビルバオ戦(ラ・リーガ)
10月3日 ザルツブルグ戦(CL)
10月8日 アトレティコ・マドリード戦(ラ・リーガ)
ここまでの7連戦は、週に2試合ペースで行われるため、かなりコンディション的には難しい3週間となるはずです。
そして、ただ試合数が多いだけではなく、レアル・マドリードやアトレティコ・マドリードといったラ・リーガトップ3のクラブとの対戦があり、さらには非常に重要度の高いCLグループステージの試合も2試合も含まれています。
ソシエダのエースといっても過言ではない久保建英にとっては、ヘタフェ戦かバレンシア戦のどちらかで休みをもらうことぐらいしかできないかもしれません。
10月13日 カナダ戦(日本代表)
10月17日 チュニジア戦(日本代表)
10月22日 マジョルカ戦(ラ・リーガ)
10月24日 ベンフィカ戦(CL)
10月29日 バリェカノ戦(ラ・リーガ)
このように、7連戦後もハードスケジュールが続きます。
特に日本代表のカナダ戦とチュニジア戦は日本で行われる国際親善試合であることから、移動の負担や時差ボケなどがかなりネックとなるはずです。
そんな代表戦を戦った後スペインに戻ると、再び週2ペースでの試合が待っています。
9月12日に行われた「トルコ代表対日本代表」の試合において久保はフル出場しているため、疲れが残った状態から連戦がスタートすることになります。
三笘薫(ブライトン)の今後のスケジュール
久保建英とは違いEL(ヨーロッパリーグ)となりますが、同じようにリーグ戦と並行してスケジュールが組まれているため、同じく超過密スケジュールとなっています。
鎌田大地や冨安健洋、遠藤航なども同じように過密日程ですが、クラブの絶対的主力ではないため久保と三笘ほどは負担が大きくないといえるでしょう。(久保と三笘はクラブにおいてエースと呼んでもいい存在)
9月16日 マンチェスター・ユナイテッド戦(PL)
9月21日 AEKアテネ戦(EL)
9月24日 ボーンマス戦(PL)
9月27日 チェルシー戦(カラバオ杯)
9月30日 アストン・ヴィラ戦(PL)
10月5日 マルセイユ戦(EL)
10月8日 リヴァプール戦(PL)
久保と同じように日本代表の親善試合までに7試合を予定しています。
プレミアリーグではマンチェスター・ユナイテッド戦やリヴァプール戦がありますし、カラバオ杯ではいきなり強豪チェルシーと対戦します。
さらにはクラブ史上初となるELを2試合こなすことになるため、超過密日程となるわけです。
ローテーションで休めるとしたならば、ボーンマス戦といったところでしょうか。
10月13日 カナダ戦(日本代表)
10月17日 チュニジア戦(日本代表)
10月21日 マンチェスター・シティ戦(PL)
10月26日 アヤックス戦(EL)
10月29日 フラム戦(PL)
カナダ戦とチュニジア戦は日本で行われるため、移動の疲れと時差ボケがあるでしょう。
イングランドに戻ってからもプレミアリーグとELを短期間でこなさなければなりません。
しかし、イングランドに戻った最初の試合が王者マンチェスター・シティ戦で、次にEL第3戦と大事な試合が続くため、三笘は試合に出続ける可能性が高いでしょう。
唯一ポジティブな要素としては、今回の欧州2連戦のトルコ戦に三笘が出場しなかったことです。
比較的余力のある状態でこの超過密日程をスタートできるため、まずは10月8日のリヴァプール戦まではなんとかコンディションをキープしたままプレーできるのではないでしょうか。(それでも7試合のうち1試合は休みたいところですが)
まとめ
今回は、「久保建英と三笘薫は過密日程を活躍しながら乗り切ることができるのか?」といった疑問について解説してきました。
日本が誇るスター選手である久保建英と三笘薫ですが、シーズン最初の山場を迎えようとしています。
果たして2人は超過密日程をこなしながら活躍し続けることができるのでしょうか?
その1つ1つのプレーに注目していきましょう。
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